アルミニウム素材は柔らかいため、ダイス引抜加工時に容易に切れてしまい、極細径の伸線は困難でした。
弊社は技術開発により細線化技術を確立し、直径φ50μmまでの極細線の長尺品を生産しています。(さらなる極細化も可能です。)
純アルミニウム(1000番系)は純銅に比べて重量当たりの導電率に優れており、従来から軽量導体として利用されています。
近年では銅素材に代わり、自動車のワイヤハーネスやモーターコイルなどへの採用事例が増えています。
銅素材の価格高騰や銅製ケーブル類の盗難増加といった社会問題・課題に対しても、アルミニウムへの代替が期待されます。
アルミニウム合金(5000、6000、7000番系)は溶接・肉盛用線等で使用されるほか、強度を兼ね備えた導体や、金属3Dプリンタ用線としても期待されます。
その他、お客様の特殊なご支給材なども伸線加工いたします。
材質 | 純アルミニウム(A1070、99.99%Al、Al-1%Si)、アルミニウム合金(5000番系、6000番系、7000番系など) |
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線径 | 0.05~0.8mmφ ※実績値。φ0.05mm未満の対応可。 |
長さ | 短尺品から300,000m/巻 以上の長尺品まで ※加工実績例:φ0.05mm × 370,000m |
上記以外の合金種や線径・長さなどのご要望がありましたら、範囲外のご希望の場合であっても御気軽にご相談ください。
・電磁波シールド線 ・溶接ワイヤ ・電線 ・自動車用ハーネス ・コイル ・蒸着材